恵比寿映像祭2025 Docs ―これはイメージです―
https://gyazo.com/c6cf517ddca0237919d18482bd1b7980
毎度だが無料でこの内容が見れるのはすごい。ディスプレイやプロジェクションはもちろん留守番電話やトランプを模したカードなど多種多様なメディアから映像に迫る。しかし、その上で今回のテーマであるドキュメンタリーは自分の苦手なジャンルでなかなか体重乗せて見れないところもあった。 映像インスタレーションでも議論しているが、長い映像を上映して見るという形式はその形式である必要があるのだろうかという疑問がある。 しかしながら、今回のテーマはドキュメンタリーであるし、ちゃんとシアター上映もあるし、コミッションはちゃんと部屋を使いたいだろうしでどうも批判しきれない。
興味深かった作品/作家
ツイート四枚目。
2分、1時間、7時間、1日、1年の期間を圧縮しそれぞれ52枚のカードに印刷されている
そのカードを自分でめくることで体験する
時間の圧縮という映像の性質と、瞬間を閉じ込める写真の性質を両方味わいながら、手元で動かすことで編集という行為を鑑賞者に委ねる。 〈劇場〉シリーズは、アメリカの古い映画館や野外のドライブイン・シアターを撮影した写真作品である。
世界最古の写真集『自然の鉛筆(Pencil of Nature )』 劉玗《If Narratives Become the Great Flood》 劉は口承で受け継がれてきた「大洪水」の神話を主題にし、断片的な歴史、ことわざなどを現代社会に結びつけ、人々の共通記憶をイメージとして再提示する。洪水の物語はいつから始まったか、実際にどのように起こったのか。誰も真実を知ることはなく、時代を重ねていくなか、それぞれの差異やバリエーション、人々の集合的な経験や言葉が記憶に保存されたことで、物語(ナラティブ)はまるで洪水のように各所に流れ出て、あらたなイメージが生まれた。
何回も何回も「大洪水」の神話が流れるのだが、流れるたびに少しづつ違う。
単純に映像としてもかっこよかった。
2025.1.31(金)—2.16(日)